2010年 11月 19日
国保料の値上げにつながる広域(都道府県)化!
後期高齢者医療制度の見直しが議論されていますが、その中で浮上しているのが「国保」の広域化です。
国は、75歳以上は「国保」の第1階、74歳以下の若年は「国保」の第2段階と分け、都道府県単位の「国保」統一化を考えています。
いち早く、大阪府知事は、府が保険者となる国保料を統一する広域化を表明しています。(反対29都道県、賛成4府県)
国保加入者は、高齢者・病人・無職者・ワーキングプアーなど低所得層であるため、国は、国保会計への支援を実施してきました。しかし、支援額を4分の1に削減した事で、高い国保料となって払えない人(未収)を増やし、多くの自治体の国保会計で赤字を累積させる結果となりました。(国保世帯の年間所得は約131万円と組合健保加入者と比べ3分の1)
国民健康保険の広域化は、市民にメリットなし!
●”市町村からの繰入がなくなり、世帯で2万円の値上げに”
市町村は、国保会計に税金を繰り入れています。そうでないと、保険料
がものすごく高くなるからです。
●”市町村の保険料軽減(災害・失業・低所得)制度もなくなる”
市町村では、住民の困難な生活状況を目の前にし、独自の保険料の
軽減制度があります。しかし、すでに広域化されている後期高齢者医療
制度にはこのような減免は全くありません。
*市町村が今やるべき事は、住民の健康と命を守るために、府や国に
大幅な財政支援を求めて、高い国保料の解消に務めるべきです。
加入者に保険料値上げを押し付ける広域化には反対です。
交野社会保障推進協議会総会国保の「広域化」について学習します。興味関心のある方どなたでも参加してください。
11月27日(PM2時)、青年の家学びの館1.2
by kuraji_sacchan
| 2010-11-19 20:13
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