2013年 05月 21日
橋下氏「慰安婦」発言を撤回せず
「大誤報をされた」と逆きれの橋下氏、「慰安婦は必要だった」の発言は撤回していません。橋下暴言は、国内外で怒り噴出、府民からは「大阪の恥や」の声。
「慰安婦」問題、詐欺や軍の強制連行は歴史的事実
日本軍「慰安婦」の本質的な問題は、旧日本軍が警察や行政組織と一体となって、多くの女性を軍の慰安所に閉じ込め、「性の奴隷」状態においていたことです。
軍が組織的にこうした制度を作ったのは日本とドイツだけです。女性たちを集めた方法は、軍の要請を受けた業者による詐欺・甘言や、日本軍自らが強制連行したケースなどです。
ところが橋下氏は、「軍や官憲が暴行・脅迫をもって無理やり強制連行した証拠はない」と主張し、強制連行したという「誤解」があると主張しています。
1990年代以降の「慰安婦」裁判で、強制連行の事実認定が確定しています。まったくの無知とごまかしの主張です。
また、「維新の会」では、西村衆院議員が韓国人女性を侮辱する発言を行い、除名や議員辞職を求められる事態になっているのに対し、橋下代表の責任が問題にならないのも異常です。
安倍首相の立場が問われる
もともとは、日本軍「慰安婦」問題で、政府や軍の「関与」について、「強制連行の証拠はない」などと言い出したのは安倍首相です。橋下氏の「大誤解」発言はこれが根拠になっています。
また、安倍首相は、「侵略戦争の定義は決まっていない」などど、歴史認識を欠く主張を相変わらずしていますが、日本の侵略を認め、心から謝罪しない限り、国際社会から信頼は得られないでしょう。
by kuraji_sacchan
| 2013-05-21 16:10
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