2014年 09月 18日
“『IR(統合型リゾート)』の恐ろしい実態”
-韓国「江原ランド」カジノ賭博から見る-、
韓国カジノ現場の実態を日本共産党堀田府会議員から話を聞きました。
『IR(統合型リゾート)』とは
リゾート(ホテル・ビーチ・ショッピング・グルメ・遊園地・劇場)
に加え、マイス(国際会議場・大宴会室・研修室)、そしてカジノ
(ルーレット・バカラ・ブラックジャック・スロット)が併設され
た施設。IRのかぎは、全体収益の75%にあたるカジノです。
●『IR(統合型リゾート)』の名目でカジノを誘致
・安倍地域再生戦略では、「世界を引き付ける地域資源で稼ぐ地域社会の実現」 として、
『IR』の誘致を促進。(地域の経済効果は期待できず、むしろデメリットが大)
自民・維新・生活の党は、この秋の国会で、『IR統合リゾート』
推進法案を提出、成立の見通しも。
●カジノ誘致で経済はよくなるのか
・この春、誘致に乗り気の橋下市長のもとへ、世界から6つのカジノ運営会社
が来阪。5千億~1兆円の投資を申し出て売り込み開始。
問題は、投資分も十分取り返す儲けは外国のカジノ業者へ。国民に還元無。
・賭博施設がすでにある自治体では、地域共同体の破壊に繋がっています。
ラスべガス・ネバタ州では雇用に繋がらず、失業率はアメリカで一番。
・リゾートという厚化粧で、家族ぐるみで呼び寄せ、庶民から
お金を巻き上げる反社会的事業。家庭に貧困と解体をもたらす。
●韓国のカジノ実態
・韓国「江原ランド」では、カジノが出来たことで地域再生どころか地域が破壊。
江原ランド周辺には、質屋や風俗店のようなマッサージ店が沢山オープン。
質屋が多いのは、カジノで勝負するお金を車や腕時計を売って作る人が
多いため。江原ランドに車で来て、車を質に入れてカジノで勝負。
現金を使い果たし、そのままホームレスになってしまう人が多く、深刻な社
会問題に発展。
また、ギャンブル依存症となり、自分と家族の資産を食い潰し、
破産や自殺に至るケースが耐えない。
・韓国政府は、依存症患者への入場制限や、賭博中毒センターの指導を受けさ
せるなどの対策も実施するが、増加する一方。
●ギャンブル依存症がさらに増加
・日本男性の8.8%が依存症、女性は1.8%、平均で5.3%、約536万人
(2013年厚労省調査)
・オーストラリアでは依存症男性は2.4%、女性1.7%、
・アメリカでは1.58%
・フランス1.24%
・韓国0.8%
*外国と比べても日本人の依存率はすでに高く異常である。
大半は、パチンコによるものだが、カジノが開設されたら、
ギャンブル依存症をさらに深め、崩壊する家庭も。
*みなさん!
経済効果が期待できず、地域を壊す弊害のみの『IR(統合型リゾート)』
誘致に反対しましょう。
by kuraji_sacchan
| 2014-09-18 23:51
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