2012年 08月 20日
生活保護利用者の葬祭積立はお断り??
生活保護を利用したいという相談から
相談者の70代の女性は、自身の葬式代として、毎月2千円をN葬祭セレモニー会社に積立しています。
ところがN社は、女性が生活保護を申請するとわかると、解約申し出をしてきました。
理由は「暴力団と、生活保護利用者はやめてもらっているから」と言うのです。
えっ!暴力団と一緒、何それ!
さっそく確かめの電話をしました。
電話に出た相談者の担当者は、「契約書に書いてあるから」と、その根拠をたずねると、しどろもどろになり、その後、上司らしき人が電話に出ました。
その人の説明では、これまで生活保護を利用しようとする人から、市(枚方)から、互助組合も解約しろと言われて解約する人が多かったので、今回も解約を申し出という事でした。
私が、「生保利用者が自分の葬式代(高額でない)を積み立てるのは違法ではなく、認められている事ですよ」と伝えると、「そうですか」と、安心納得したようでした。
相談者から、「葬式代で、子どもに迷惑かけずにすみます」と
喜ばれました。
以前は、生命保険や貯金、こういった掛け金も資産とみなされ、なかなか継続は認められませんでしたが、
生命保険では、保険料が最低生活費の1割の範囲内で、返戻金が3カ月分の保有は認めるとなっています。
また、こどもの進学のための学資保険の加入なども裁判で認められています。
by kuraji_sacchan
| 2012-08-20 16:30
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